
今日は、あなたのアメージングライフをサポートするAL(エイエル)クリニック副院長の柳澤綾子(やなぎさわあやこ)先生をご紹介します。
雑誌掲載やテレビ出演で人気の AL CLINIC副院長 柳澤 綾子先生
医師であり、子育て中のママであり、会社社長であり、東京大学医学部の客員研究員でありと様々な顔を持つ柳澤綾子先生は、昨年の「身体を壊す健康法」「自分で決められる子」の2冊の本の発刊以来、テレビ出演や雑誌記事、はたまた新刊書の監修など、AL CLINIC副院長としてのお仕事の傍ら、多方面で大活躍中の先生です。
麻酔指導医+集中治療医+ER…
そんな柳澤綾子先生の医師人生は、麻酔科医としてスタートしました。勤務した病院が、集中治療医であり麻酔医であり救急医でありといったクロスファンクショナルな体制であったことから、幅広い経験を積むことができ、麻酔指導医となったそうです。
国境なき医師団で発展途上国医療を体験
そんな忙しい経験を経た8年目に、転機がやってきました。国境なき医師団として、発展途上国の医療を体験する機会を得、薬も設備も不十分な中で必死に生きる人々の治療にあたるというとても得難い経験をしました。更にはクルーズ船の船医として帰国したという武勇伝まで付けてきたそうです。
その病気は予防できたのではないのかという疑問が…
帰国後は、また麻酔医兼集中治療医のような生活へと戻ったのですが、しばらくして自分がやっていることが非常に腹立たしくなってきたと言います。「集中治療室では、数多くの救急搬送患者さんを診ていましたが、脳梗塞や心筋梗塞の患者様も大変多いのですね。あるときふっと、こういった病気は実は予防できたはずなのに、なぜ私はこれらの方の不摂生の結果のために徹夜しているのだろうって思ってしまったのです。」
東京大学公衆衛生学大学院で出会った社会疫学(Social Epidemiology)
そして、何か自分でも別の方法で人々のお役に立てるのではないかと考え、東京大学の公衆衛生学大学院への進学し、そこで社会疫学チームに入ることになりました。そこで「Social Epidemiology」という公衆衛生学の本を翻訳することになり、統計医学や政策提言の経験を積みました。そして「ペリー就学前プロジェクト」の教育の章を翻訳する仕事をしたことから、様々な育児イベントなどで講演する機会が増え、それが前述の著書「身体を壊す健康法」、「自分で決められ子」のプロジェクトへとつながったそうです。
総合エイジングケアを掲げるAL CLINIC副院長に就任
本が発刊された頃、新しい予防医学・再生医療のクリニックとしてのAL CLINICプロジェクトを知り、そのコンセプトに共鳴し副院長に就任されました。
今は、人生120年時代の総合エイジングケアクリニックという全く新たな分野の医療に挑戦することが楽しくて仕方がないと言います。 「現代人は忙しすぎて、自分の健康を顧みる時間がない方がとても多いのが現実です。しかし、早いうちから健康への意識を変え、また新しい理論にのっとって老化性の慢性疾患である生活習慣病などを予防するお手伝いをする医師としての新らたな分野に従事することには、とても大きな意義があると思っています。世界でスタートし始めているロンジェビティ医療のパイオニアとして、これから世界の人々の生活スタイルを変えていく仕事をしたいと思っています。」と柳澤綾子先生は、新たな夢に心躍らせる今日この頃です。
免許・学位
- 医師(麻酔科指導医)
- 東京大学大学院医学研究科社会医学専攻修了(医学博士)
経歴
- 2017年10月-2020年3月 国立国際医療研究センター特任研究員
- 2019年 4月-2021年1月 東京大学医学部特任研究員
- 2020年 3月 東京大学大学院医学研究科社会医学専攻修了
- 2021年 4月~現在 東京大学医学部客員研究員
- 2021年4月~2023年3月 国立国際医療研究センター客員研究員
- 2020年 6月 Medical Health Coaching Lab. を立ち上げる
- 2023年 9月 株式会社 Global Evidence Japan 設立
- 2024年 7月 AL CLINIC副院長就任
医師より一言
現代の社会では、「こうすれば健康になれますよ」という情報がすごいスピードで目の前に現れては消えてゆき、たくさんの情報が溢れかえっています。
大切なことはそのたくさんの情報の中から、今の科学が突き止めている最新の研究結果を正しく見極め、そしてそれを実行し、自ら継続するライフスタイルを構築する技術なのです。体に良くないとわかってはいるけれどやめられない事、体にいいから取り入れたいなと思っているまま何年もそのままできずに過ぎてしまっていること、これらを自分の生活スタイルに無理なく組み込むために必要な技術は、世界中で研究されてきています。
そんな世界の新常識を、わかりやすく、無理なく、生活に取り込むサポートを、スタッフ全員でお手伝いできたら、こんなに幸せなことはないと思っています。