本日は、あなたのアメイジング・ライフをサポートするAL(エイエル)クリニック院長の角昭一郎(すみしょういちろう)先生をご紹介します。

銀座のクリニック院長で一番多い論文数

角先生は、おそらく銀座のクリニックの院長先生の中で最も論文数(つまり業績、英語論文136本、日本語文献160本以上)の多い医師(博士)であり医学研究者であると言っても過言ではないかと思います。

京都大学医学部卒業の角先生は消化器外科医として多くの消化器癌患者の手術を手掛けてきましたが、そんな中で、より新しい治療法の研究に惹かれるようになり、再生医療の黎明期に研究者への道へと進みました。そして、京都大学再生医科学研究所でながらく「一型糖尿病の治療法として細胞を使ったマクロカプセル化膵島(人工膵島)の開発」という再生医療分野の研究を続けてきました。

京都大学で定年を迎え、地元京都の病院でがん治療に従事した後、銀座に新たにオープンする予防医療と再生医療を組み合わせた新しい総合エイジングケアクリニックというコンセプトに共感し、ALクリニックの院長に就任したといいます。

趣味はバイオリン演奏

そんな角先生のご出身は、自然豊かな岡山県美作市。角少年は、川泳ぎの大好きな腕白少年でありながら、バイオリンのお稽古も好きといった文化的な環境で育ちました。高校はなんと、大阪の大阪教育大学付属天王寺高校に進み、親元を離れ下宿生活をしました。そして大学は、京都大学医学部か東京大学文科一類を狙い、見事に京都大学に合格したそうです。京都大学医学部在学中は、医学の勉強の傍らで、オーケストラ部に所属し、バイオリン演奏に熱中した青春時代を送りました。

研究者への転機となったアメリカ留学

京都大学卒業後は、京都大学病院で外科医としてのキャリアをスタートさせました。消化器外科として順調に経験を積んでいたところ、アメリカ留学のチャンスが到来し、35歳の時にテキサス大学医学部へ2年間留学しました。アメリカで先進医療に触れた経験が、後の研究者への道につながったそうです。

「バイオ人工膵島」はマクロカプセル化膵島でというオリジナリティ

研究者としてテーマに選んだのは、「バイオ人工膵島」の研究開発。膵臓はインスリンという非常に重要なホルモンを分泌する臓器ですが、そのインスリンを分泌するランゲルハンス島という細胞が上手く機能しなくなるのが一型糖尿病という病気。小児から掛かる患者も多く、大変予後の悪い病気です。この一型糖尿病を、生きたランゲルハンス島を移植することによって救おうとするアプローチが人工膵島の考え方ですが、多くの研究が「細胞をそのまま移植する」というミクロの考え方をメインに進む一方で、外科医出身の角先生は「細胞をカプセルに入れて移植する」というマクロ的な考え方で研究を続け、動物実験では移植したカプセル内のランゲルハンス島にインスリンを2ヶ月間分泌させることに成功するなどの成果を挙げ、日本IDDMネットワーク(一型糖尿病患者会)からも、有望な研究であると期待されています。

角先生は、いつもニコニコと優しい先生ですが、実は秘めた情熱でバイオ人工膵島(マクロカプセル化膵島)の研究を続ける現役研究者なのです。

角昭一郎リサーチマップ

学歴

  • 昭和49年4月 京都大学医学部医学科入学
  • 昭和61年4月京都大学大学院医学研究科外科学専攻入学

免許

  • 昭和55年5月 医師免許取得

学位

  • 平成2年5月 京都大学医学博士

経歴

  • 昭和55年 7月 京都大学医学部付属病院外科学教室研修医
  •   同年12月 市立宇和島病院外科医院
  • 平成 2年 4月 テキサス大学医学部ガルベストン校客員講師
  • 平成 4年 2月 川端病院医師
  •   同年 3月 京都大学医学部第一外科研修員
  • 平成 5年 4月 京都八幡病院医師
  •   同年 8月 島根医科大学第一外科講師
  • 平成14年 1月 京都大学再生医科学研究所助教授
  • 平成19年 4月 同研究所准教授
  • 平成28年10月 組織再編により呼称変更「ウイルス・再生医科学研究所」
  • 令和 3年 3月 京都大学定年退職
  • 令和 3年 4月 美杉会佐藤病院医師
  • 令和 5年 6月 AL CLINIC院長就任

論文

所属学会・研究会

  • 日本膵臓学会(第35回大会事務局長、特別会員)
  • 日本再生医療学会
  • 日本膵・膵島移植学会
  • 日本異種移植研究会
  • 康生会武田病院特定認定再生医療等委員会委員

ドクターより一言

AL CLINICの院長、角昭一郎です。

私は京都大学ウィルス・再生医科学研究所出身で、専門領域は再生医療。「バイオ人工膵島」という免疫抑制が不要な膵島移植用の臓器を、再生医科学研究所で研究してきました。日本膵・膵島移植学会は、研究会の頃から長く所属させて頂いています。

私の師匠にあたる方が日本再生医療学会の創設者の一人で、その関係で第一回日本再生医療学会の事務局長をやらせていただきました。そのご縁から、再生医療も私の専門と言えるようになっています。元々私の専門は膵管を中心とした消化器外科ですが、アンチエイジングという新しい領域を精一杯切り拓いていこうと思っている次第です。お客様の健康状態は様々だとは思いますが、それぞれの方に最適の医療をご提供できたらと思っております。

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